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2013年7月14日 (日)

ルーツ・オブ・エンパシー

私は、ある意味、変なキャリアで歌をやっているのと、それから、最近は、何といっても日本人の心の歌を世界のクラシックにしていこうとがんばっているFoster Japanese Songsのおかげで、色々な方に面白がっていただいていて、普通に会社で働いているだけでは絶対に会わないような人たちや場にお招きいただくことが多くて。おかげで、自分の夢も少しずつ実現に近づいているけれど、夢を持って実現した人や、夢の途上にいる人など、多くの人に会う機会も多く、自分の成長に大きくつながっています。本当いありがたい。皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。

前置きはさておき、そんなわけで、昨日は、アショカ・フェローのメアリー・ゴードンさんがいらっしゃるチャリティー・ディナーにお招きいただき、アショカの日本代表と同じテーブル(4人テーブル!)でゆっくり色々なお話を伺うことができました。
アショカは外から評価されて高まるモチベーションではなく自分の中にあるモチベーションで動く人をサポートするということ、社会のシステムそのものを変える個人に投資をすることで、世界を変えることを変えることを志向しているのだそうです。

個人は、感情を言葉にした時点で、苦しさが減るそうで、さらにそこに他者からの共感が得られると、さらに苦しさが軽減されること。そうやって感情をきちんと表に出すことがとても人間にとっては大切だということが科学的に証明されていること。だから、鬱やいじめをへらすためには感情をうまく解放してあげる土壌を作ることがひつようであること、などなど。。。

アショカ・フェローであり、チェンジメーカーであるメアリー・ゴードンさんのやっているルーツ・オブ・エンパシーというプログラムは、子供の攻撃性が、共感力を高めることで減る、ということを直感的に思った彼女が始めたプログラム。
現在、科学的にも、実際にそのプログラムを受けると、攻撃的な因子が減るということがわかっていて、いじめや鬱の防止に大変に効果的なプログラムなのだそうです。メアリー氏曰く、「温室でしか育たない花に野に咲く花の強さを与えるプログラム」。わかりやすい!

メアリーさんが締めに話した逸話、、、はとある日本の学校で、「何を子供たちに言いましょう」と聞いたら、校長先生から「がんばって勉強をしろと生徒に言ってください。」と言われたそう。そこで彼女は「勉強をがんばりなさい(Work Hard)。でも、それと同じくらい強く夢見ることを頑張りなさい(Dream Hard)。夢を見なければ、あなたにとって明日は昨日と同じ日になってしまうから。」といったそうです。夢がないと、何を勉強したいかも見つけられないし、得た知識をうまく生かすこともできないから、勉強に身も入らないし、勉強しても何も先に進まない、ということ。本当にその通りですよね。私も、もっと強くうんと夢を見て、それを実現させたいと思います。

(実は、その「勉強しろと言ってくれ」といったセンスのない校長先生。夢見ることをがんばれ(Dream Hard)は訳さなかったのだそうです。そのことを教えてくれた先生がいたから、メアリーさんは生徒さんにあとでちゃんと全部伝えたそうですが。うーん、ちょっとねぇ。)

今までの延長線上に世界がある直線的な成長がとまり、答えの無い問題に直面することの多くなっている今の時代に、知識を詰め込むことを最も重視した勉強ばかりをしても本当に意味がない。(もちろん知識は必要だから、暗記的勉強もがんばらないといけないけれど。なんでもゼロサムではないので、バランスが大事!)世界がこれだけ小さくなっている今、小さいころから世界を見られる教育をしてほしい。。。。そうすると、やはり一律に「みんなが」できることはぜんぜん求められず、多様なことに意味があるし、何かについて自分で世界での「オンリーワン」だと言いきれるものを見つけることこそが本当に大事になってくるはず。自分が得意で、好きで、内的モチベーションで動きたいと思うことは何か、を早くたくさん夢見て、回りの大人から色々教わって、見つける、、、。そして、それを表現し、他者の協力を得ながら形作っていく。自分のできる範囲での最高を行うこと、そして自己実現していく人。そんな人をたくさん育てる教育が大事なはずなんだけど。
つまり、できることが見つかった人にはできるところをどんどん伸ばすリソースを与え、できない人にはできることを見つけてあげ、そしてそれをどんどん伸ばす。加えて、お互いに他者の良いところを認め、他者とコミュニケーションを取って協力していくことで新しい問いと答えを探していく。そういう土壌を整える教育をしていかないと、世界の中での日本の人材の競争力はどんどん落ちて行ってしまいますよね。。。だって、他の国はもうそのことに気がついて、多様な人材をとりそろえ、多様な人材がコラボレーションすることでより大きな変革を生み出していこうと動いているのだから。

日本の教育は先進的な教育国に比べると残念ながらはるかに遅れているとよく聞きます。30年は遅れていると言われているけど、本当はもっと遅れてる んじゃないかな?発達に関しては色々なことが科学的にわかっているのに、そうやってわかったことをシステムに適用して教育に利用する、ということが、アメ リカやヨーロッパではできているのに、日本ではまだまだできていない。早く、詰め込みだけじゃなくて、人間の能力をできるだけ発揮させるための教育が、日本でも実現できる時代が来るといいのだけれど。

書き出すと、とまらなくなっちゃうのでこの話はこの辺でやめておきます~。とりとめもなくなってきたし。
メアリー・ゴードンさんもアショカの日本代表のナナさんもとても素敵な女性だった!

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